
 |  |  |  |  | 日本の教育を世界と比較すると… 日・米を含めヨーロッパ諸国を中心に30ヶ国の先進国が加盟する国際機関である経済協力開発機構(OECD)は、加盟国の協力を得て「国際教育指標」の開発を行っていますが、このほど、加盟国の教育を比較した2002年および2003年の統計を公表しました。その中で、わが国の教育とは、一体どういった状況にあるのでしょうか。 | | | 日本の在学者一人当たりの私費負担を含む総教育支出は、初等教育 6,117ドル、中等教育 6,952ドル、および高等教育 11,716ドルです。OECD各国平均(各5,313ドル、7,002ドル、10,655ドル)をそれぞれ上回っているものの、日本の就学前教育 3,691ドルは、OECD各国平均の4,294ドルを下回っています。 ※ちなみに日本では「就学前教育は15位」「初等教育は10位(図表)」「中等教育は15位」「高等教育は12位」となっています。 国内総生産(GDP)に対する全教育段階の公財政教育支出の割合では、日本は3.5%であり、OECD各国平均5.1%を下回っています。これは、30ヶ国の中ではトルコの3.4%に次いで2番目に低い数値ということになります。 ※ちなみに、3番目に低いのはギリシャ 3.9%、4番目に低いのはスロバキア共和国 4.0%、5番目に低いのはアイルランド 4.1%。 ※1番高いのはアイスランド、デンマーク 各6.8%、次がノルウェー、スウェーデン 6.7%、ベルギー 6.1%。 日本の年間必修授業時間数は、7〜8歳で656時間、9〜11歳で709時間、12〜14歳で817時間であり、OECD各国平均(748時間、804時間、884時間)をそれぞれ下回っています。上位として、年間必修授業時間数が多いと言えるのは、スコットランド、オーストラリア、オランダの3ヶ国です。  日本の国公私立学校の平均学級規模(各学級に在籍する生徒の平均人数)は、初等教育28.6人、前期中等教育34.0人で、OECD各国平均(各21.6人、23.9人)を上回っており、OECD加盟国の中では最も高い国のひとつと言えます。 | 国名 | 初等教育 国公私立教育機関の合計(人) | 前期中等教育 国公私立教育機関の合計(人) | | オーストラリア | 23.8 | 24.7 | | オーストリア | 20.1 | 24.0 | | ベルギー | データ不明 | データ不明 | | ベルギー(フランス語圏) | 20.3 | 21.5 | | カナダ | データ不明 | データ不明 | | チェコ共和国 | 20.8 | 23.2 | | デンマーク | 19.4 | 19.2 | | フィンランド | データ不明 | データ不明 | | フランス | 22.6 | 24.2 | | ドイツ | 22.0 | 24.7 | | ギリシャ | 17.2 | 22.8 | | ハンガリー | 20.4 | 21.6 | | アイスランド | 18.1 | 19.3 | | アイルランド | データ不明 | データ不明 | | イタリア | 18.1 | 20.9 | | 日本 | 28.6 | 34.0 | | 韓国 | 34.7 | 35.2 | | ルクセンブルグ | 15.7 | 20.3 | | メキシコ | 20.2 | 30.0 | | オランダ | 22.2 | データ不明 | | ニュージーランド | データ不明 | データ不明 | | ノルウェー | データ不明 | データ不明 | | ポーランド | 20.6 | 24.3 | | ポルトガル | 18.9 | 22.3 | | スロバキア共和国 | 20.2 | 23.0 | | スペイン | 20.8 | 24.5 | | スウェーデン | データ不明 | データ不明 | | スイス | 19.3 | 18.7 | | トルコ | 26.7 | データ不明 | | イギリス | 26.0 | 24.2 | | アメリカ合衆国 | 21.7 | 22.6 | | OECD各国平均 | 21.6 | 23.9 | 教員一人あたりが受け持つ生徒数は、就学前教育 18.0人、初等教育 19.9人、前期中等教育 15.7人、後期中等教育 13.5人で、いずれもOECD各国の平均(各14.4人、16.5人、14.3人、13.0人)を上回っています。 教員一人あたりが受け持つ生徒数が多いのは、小学校では、韓国 30.2人、メキシコ 26.7人、トルコ 25.9人、イギリス 20.0人、そして日本 19.9人と、日本は30ヶ国中でも5番目。同じく中学校は、メキシコ 32.4人、韓国 19.9人、ニュージーランド 18.8人、イギリス 17.4人、日本 15.7人と、それぞれOECD各国の平均を上回っています。また、教員一人あたりが受け持つ生徒数が少ないのは、小学校では、ハンガリー 10.6人、デンマーク 10.8人、ルクセンブルグ 10.8人。中学校では、ギリシャ 8.7人、フィンランド 9.8人、ノルウェー 10.4人の順となっています。 「日本の小中学校の教員一人が受け持つ児童・生徒数は加盟国中で5番目に多い」 「学級規模も小中学校とも韓国に次いで加盟国中2番目に人数が多い」 国際間の比較なので一概には言えませんが、日本の教育制度や条件が数値的に見ると必ずしも十分な実態とはいえないことがわかります。特に、教員一人が受け持つ児童数の負担など今回の調査で浮き彫りとなっています。  英検クラスなど、この秋からの募集クラスもありますので、お気軽にお問い合せください。皆さまのお友だちのご紹介、ご兄弟・姉妹のご入学をお待ちしています。 |  |