今回は原点に戻って、ステップワールド英語スクールの指導の大きな特長である
「5STEPS指導法」の考え方の基本についてかんたんに紹介させていただきます。
当スクールの指導は、DVDやCDなどを使ったり、先生の後づけで行う「音声指導」、テキストを読んだりワークブックで進める「文字指導」の大きく2段階に分かれます。さらに全体としては「聞く→まねる→話す→読む→書く」の5STEPSを通して英語のコミュニケーション力を高めていきます。
最初の「聞く→まねる→話す」が学習の基本となります。この土台がその後の文字指導にもとても重要な役割を果たします。文字や文を読んだり書いたりする学習と、発音や会話の学習はちょっと違った学習のようですが、実は切っても切れない関係にあるのです。
漢字を例にして説明してみましょう。
「本」・「盥」・「橇」という字をそれぞれ漢字で書いてみてください。
「本」を書くときは、「(ほん)という字を書けばいいんだ」と思い、(ほん)という音と(ほん)の持っている意味(概念…つまり「四角くて文字の書いてある紙の束」である「本」)を頭の中で自然に思い浮かべながら書いていると思います。
それに引き換え「盥」とか「橇」という字はどうでしょうか?
この漢字を知っている人は、とても難しい漢字ですが「本」と同じようにスラスラ書けたかもしれません。しかし、なんて読むのかよくわからない人は、漢字と何度もにらめっこをしながら書いていくと思います。そしてそのとき漢字の読み方、つまり音や意味は頭の中になかったと思います。
実は「盥」は「たらい」、「橇」は「そり」と読みます。わかったとたんに皆さんの頭の中に音と意味(概念)のイメージが広がったことと思います。
このことは、英語学習でも全く同じことです。英語の音と意味(概念)をしっかり結びつける学習が大事であり、そのためにDVDやカードを使って絵(意味)、実物(意味)を見て素早く音声にする練習やその逆の練習など何度も何度も繰り返しながら、頭の中で音と意味を結びつける練習をしていくことが大切です。
音と意味がきちんと結びついてきたら、次は音と文字を結びつける練習に入ります。この段階では読むときも書くときも頭の中に音と意味が結びついていて、それを頼りに文字学習を進めていくわけです。第一段階の音声学習がきちんとされていれば、第二段階の文字学習も効率よく進みます。漢字の書き取り練習をしているときも「たらい、たらい、たらい…」と頭の中で声に出していませんか?英語の練習でも英語を頭の中で何度も声に出して確認しながら読んだり書いていくのがより効果的です。
第一段階と第二段階を同時に行ったり、第一段階の練習が不十分だったりすると、「盥」や「橇」を意味もわからず書いたように何度も見返したり、非効率で意味のない学習を繰り返すことにもなりかねません。
「音が入っていないものは読めない」「読めないものは書けない」のです。
学習には順番があり、まずしっかり音声を聞き、意味(概念)と結びつけながらまねる、そして、モデルなしで自力で言えるようにする、そのあと学習したものを読む、書くという文字指導に移るのが最も効率よく効果的な指導手順だと考えています。
実際の授業ではお子様の学習レベルや学習項目などにより、必ずしも順番どおりに行われていないように思えることもあるかもしれませんが、テキストやDVDなどの流れは常にこうした段階を踏まえて進んでいて、指導する講師はこうした基本的な流れを常に念頭に入れて指導しているのです。
実用英検の出題で言えば5級のリスニング問題で50%、4級・3級でも46%の配点割合で出題されています。正しい音を聞き分ける力を養うことで、英検合格へ確実に近づくことができます。こうした(音と意味を結びつける)聞く力が土台となり、その後の(音と意味を文字に結びつける)読解力や作文力の向上につながっていくと、英検の上位級にも力が発揮できるようになるはずです。英検だけでなく、コミュニケーション力においても、教室以外でも家庭での日々のCD学習を管理し、一番大事な「聞く」力を早いうちに獲得しておくことが最も重要なことと位置づけています。
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